琉球漆器は、琉球王府の儀礼用として、また海外との交易品として作られてきました。デイゴなど沖縄独自の木素地を使い、貝を使ったきらびやかな加飾(螺鈿)などが特徴です。当センターの研修では、これらの全般知識を学びつつ、以下に挙げる漆芸の基礎技術の更なる向上を目指すカリキュラムを実施します。伝統技法を核にした現在のニーズにマッチする漆器づくりを学びます。
研修概要(令和4年12月更新)
■種類
漆芸研修(琉球漆器を担う技術者の育成を図る)
■研修期間
例年4月中旬~翌年3月中旬まで。およそ1年(約220日)
■場所
おきなわ工芸の杜内の貸し工房Dおよび共同工房等(豊見城市字豊見城1114番1)
■受入れ数
4名程度
■内容
・工芸知識全般
・素地技術
・漆(髹漆)技術
・加飾技術(螺鈿・堆錦等)
・デザイン技術その他の加工技術
・製品企画
・課題製作
■制作物
椀、皿、蓋つき箱、装飾品など。(製作物は研修生に帰属します)
■受講料など費用
受講料:無料
材料費・道具代:20万円程度
※使用する材料によって異なる
※すでにお持ちの方は不要
傷害保険料:1万円程度
■応募要件
(共通事項)
1.研修場所へ通所可能な地域に居住、または居住見込みである者
2.研修終了後に県内工芸産業に従事しようとする者
3.研修の受講に支障のない健康状態である者
■募集時期(例年)
研修を開始する前年の12月中旬~翌1月中旬まで。変更もありますので、最新の情報は当サイトの「お知らせ」で確認下さい。
※今後、変更する可能性があります。
カリキュラム※今後、変更する可能性があります
研修の様子
職員コメント
漆は数千年前から使われてきた最古の天然塗料です。当センターではこの技術を学ぶことができます。保有する文様のサンプルなどを参考に、各人の漆器をデザインすることができます!ものづくり未経験の方でも大歓迎です!!!!