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研修の様子 12月

 

織物

織物は、織り始めるまでに、全体の8~9割の作業量をこなします。

写真上段:絣括り、化学染料にて染色。

写真中段:整経、絣糸と地糸の縞割り、綜絖通し。

写真下段:植物染料のゲッキツの煮だし、染色、糊付け。

 

紅型

各研修生は、年末までに型置きが無事に終わり、全員色差しに入ります。

写真上段:紗張り作業、目の詰まりがないかチェック中、おくみ部分型置き作業。

写真中段:紗張り後の型紙の吊り取り作業、型置き。

写真下段:色見本の完成。引き続き、色差し。

 

漆芸

写真上段:箱物、内側地付け。練習手板、摺り漆の様子。磨き終えた漆面。

写真下段:漆椀、ゴミ除去の様子。塗り3回目

 

 堆金講習

漆芸研修は12月に堆錦(ついきん)講習が行われました。

「堆錦」は沖縄独特の伝統加飾技法です。漆に顔料を練りこみ、粘土状にした「堆錦餅(ついきんもち)」を一定の薄さまで伸ばし、形を整えて、漆面に貼り付ける技法になります。

 

写真上段:生漆を焼いた後、焼いた生漆にハンマーにて顔料を練り込み、ローラーで一定の厚さに伸ばす。

写真中段:一定の薄さに伸ばした「堆錦餅」は、パネルに張り付けて固定。その上で切り取りや「ボウガニ」で形を成形する。

写真下段:成形した「堆錦餅」を漆面に張り付ける。

 

木工

各研修生は、複数の作品作りを並行して行っていますが、お互いの進捗状況で機械使用タイミングを調整し、待ち時間がないよう調整しながら、研修を進めています。

写真上段:「東道盆」(とぅんだーぼん)の蓋に象嵌(ぞうがん)加工、塗装を行い完成

写真中段:飾り棚の仮組を行い、各部品の塗装、組立

写真下段:かまち組チェストの加工、組立

※かまち組(框組)とは、角材を四角に組んだ枠に鏡板やガラスをはめ込んだものをかまち組といい

ほぞ接ぎなど様々な組み方があります。